平成28年度(第71回)文化庁芸術祭参加公演

創作オペラ ザ・ラストクィーン
朝鮮王朝最後の皇太子妃 

予告映像はこちら

ご存じですか?
かつて隣国で王様に劣らぬ大葬列で見送られた
日本女性がいたことを……
その名は李方子(りまさこ)。
二つの祖国に捧げた激動の人生が現在に甦る……

国境を越えた愛と感動のオペラ 圧巻のラストシーン!
劇場は鳴り止まぬ拍手と熱い涙に包まれた……

 

 

創作オペラ ザ・ラストクィーン
Opera The Last Queen

2016年
11月1日(火) 19時30分開演
11月2日(水) 15時  開演

さくらホール
(渋谷区文化総合センター大和田)

主演 Chon Wolson
台本 Kinoshita Nobuko・Chon Wolson
作曲  Son Donghoon・Ryugetsu
演出  Kim Sujin

チケット
S席9000円 A席7000円 B席6000円

 

 

衣装協賛
学校法人 文化学園
協力
草田繊維キルト博物館

 

 

オペラ「ザ・ラストクィーン」について

この作品は日本と韓国の狭間におかれながらも、「和」を求め一生を捧げた李方子(りまさこ/イ・バンジャ=1901年~1989年)妃をモデルとしたモノオペラである。
李方子妃を演じるのは、歌を通して日韓を繋いできたプリマドンナ・田月仙(チョン・ウォルソン)。自らがその実像に迫るため日韓で取材を続けてきた。近年、方子直筆の日記や手紙、写真などが発見され、それらの資料を元に台本を練り上げた。
また舞台では、当時方子妃殿下が婚礼でも着用された朝鮮王朝の宮廷の大礼服・翟衣(チョグィ=적의)という特別な衣装が使用される。翟衣は1990年に日本から韓国へ寄贈され、国立古宮博物館に所蔵されている。現在は公開されていないこの衣装が、草田繊維キルト博物館により復元され、所蔵している学校法人文化学園の協力の元、レプリカを制作し舞台で使用する。音楽は現代音楽に日韓のリズムを取り入れたオリジナルである。

2015年日韓国交正常化50周年特別企画として新国立劇場で行われた初演で、王妃の知られざる真実が「魂の歌声」と熱気あふれる舞台により蘇り、感動と衝撃をもたらした。

 

 

 

・・・主演の田月仙は衣装を替えながら、15歳から87歳までを演じたが、特に朝鮮王朝の大礼服を纏った姿は、歌唱と共に美しく見事だった。・・・歴史に埋もれた日韓の愛を知る意味でも再演を望みたい。
音楽評論家 三善清達 (「音楽の友」より)

 

 

初演時のアンケートより(一部)

○“感動” 涙があふれて止まりませんでした・・・

○歌声で涙する体験は得がたいものでした。

○このような素晴らしい公演にめぐり会えたことをとても幸せに思います。

 

 

 

李方子妃とチョン・ウォルソン〜複数の祖国を重ね合わせて

ソプラノ歌手の田月仙(チョン・ウォルソン)は日本列島と朝鮮半島、日本海を隔てた2つの大地を祖国として長く、歌唱芸術を通じた架け橋の役目を果たしてきた。半島では大韓民国のみならず、さらに同じ民族の住む北側へも出かけ、激しいといえるほどに強く、心揺さぶる歌声で長く、人々と人々を結びつける。

その1世紀前。朝鮮王朝の最後の皇太子と、政治的思惑で結ばれながらも愛をはぐくみ、過酷な運命に翻弄された日本人女性がいた。皇族梨本宮家の方子。長男の死や第二次世界大戦後の皇籍および国籍の喪失といった困難を乗り越え、夫妻は日本との国交正常化の2年前に韓国へ戻るが、夫は病死。方子は恵まれない子どもたちの施設の運営にあたり、韓国へ溶け込んでいく。1989年に亡くなると、韓国の人々は国葬に準じる破格の弔いで方子に報いた。

木下宣子およびチョン・ウォルソンの台本、ソン・ドンフンとRyuGetsuの作曲、ウォルソン自身のプロデュースと主演による創作オペラ「ザ・ラストクィーン」は李方子妃、ウォルソンそれぞれの人生が放物線を描きつつ、最後は大きな感動の大団円に至る。夫の李垠殿下役を歌手ではなくダンサーに委ね、登場人物も最小限に抑え、ナレーションでつなぐ構成は、伝統的なグランドオペラというよりもモノオペラやシアターピースに近い。複数の表現語法を同時に走らせていく点で、「2つの祖国」の間に揺れる人物像の再現には案外、ふさわしいものだった。もちろんウォルソンは全身全霊こめ、自身の生涯とキャリアの総決算にふさわしい迫真のパフォーマンス。初演後1年を経ての再演では一段と練れた舞台が、強い説得力を放つにちがいない。

(池田卓夫・音楽ジャーナリスト)

 

 

 

 

オペラ「ザ・ラストクィーン」の上演を祝福いたします

 

廣橋興光
李 源
李 公宰
朴 夏順
康 聖淑
大沼 淳
金 順姫
武藤正敏

(李方子妃 甥)
(全州李氏大同宗約院 総裁/皇嗣孫)
(李方子妃 元秘書)
(社団法人 慈行会 理事)
(明暉園 元園長)
(学校法人 文化学園理事長)
(草田繊維キルト博物館 館長)
(元在大韓民国特命全権大使)

あらすじ

 ……1916年夏、日本の皇族、梨本宮家の娘・15歳になったばかりの方子(まさこ)は自分の婚約を新聞で知る。相手は日本に留学していた旧大韓帝国の皇太子・李垠(りぎん/イ・ウン)。政略結婚と言われたが、ふたりの間には真実の愛が生まれる。
結婚後、生まれたばかりの長男・晋(シン)の死(毒殺説もある)など次々に困難が襲いかかるが、そんな中でも方子は夫である李垠殿下の苦悩を理解し影となって支えた。
しかし太平洋戦争が終わると、二人は皇族の身分も国籍も全てを失う。もはや韓国人でもなく、日本人でもない、と絶望する夫。それまで夫に従っていた方子は、これからは自分が夫を守ると決意。夫を故国に帰そうとするが、難航する。
ようやく、二人に韓国へ渡る許可が出たのは、戦後20年近く経った日韓国交正常化直前のことだった。しかし、夫はすでに病に侵されていた……。
 方子は、夫の死後も韓国に残り日韓両国のために尽くそうと誓う。当初は冷ややかな視線を浴びながらも、方子は韓国の恵まれない子供達のための福祉活動に身をささげる。
そしてついには「韓国の母(オモニ)」とまで呼ばれるようになる。朝鮮王朝最後の皇太子妃、ラストクィーン李方子(りまさこ/イ・バンジャ)。87歳で死去した際は、韓国民の涙で見送られ、その葬列は数キロにも及んだ……。

わたしの大切なふたつの祖国 
たがいの母なる国よ 幸あれ。ともに、永遠(とわ)に……

 

企画・主演(李方子役)

チョン・ウォルソン
田月仙
Chon Wolson

전월선

ソプラノ 二期会会員

Soprano Members of Nikikai

 

 

台本 Kinoshita Nobuko・Chon Wolson

作曲 Son Donghoon・ RyuGetsu

演出 金守珍 Kim Sujin新宿梁山泊

李垠殿下の化身(魂)役 相沢康平

vocalアンサンブル
田中由佳
星野律子
石山陽太郎
相原 嵩

CALAFミュージックアンサンブル
富永峻 piano
桜田悟 violin
花積亜依 flute 
若狭直人 cello
村山良介 打楽器

音楽監督 田月仙

照明 小林英典

ヘアメイク きとうせいこ

写真撮影 菊地健志

デザイン 指宿玲子

プロデューサー 木村鷹秀


制作協力 新宿梁山泊 ユニオン・ステージ・カンパニー  LIGHTSHIP IAW

衣装協賛 学校法人 文化学園

日時
2016年11月1日(火) 19時30分 開演
2016年11月2日(水) 15時開演
会場

さくらホール(渋谷区文化総合センター大和田)
東京都渋谷区桜丘町23-21 03-3464-3251
http://www.shibu-cul.jp

チケット

チケット
S席9000円 A席7000円 B席6000円

CALAF.NET(カラフネット)
http://www.calaf.net
mail@lastqueen.net
mail@calaf.net
mail@wolson.com

問い合わせ先

ザ・ラストクィーン実行委員会
http://www.lastqueen.net
mail@lastqueen.net